令和5年10月18日、鈴木建二、すずきひろし共著の『英単語の語源図鑑』という書籍を読破した。 面白い書籍でした。世の中はシステムでできていて、構造があります。言葉にも構造があるのです。日本の漢字は、表記文字であり、偏旁冠脚という、漢字の字体を構成する要素の一つで、左右上下内外の部分に分解できる要素で成り立っている。漢字を分類・検索するために代表的な偏旁を利用する方法があり、これに使われる偏旁を部首という。部首と音符という構造で漢字ができている。私達が漢字を認識する時、さんずいの漢字であれば、水に関係して

令和5年10月18日、鈴木建二、すずきひろし共著の『英単語の語源図鑑』という書籍を読破した。

面白い書籍でした。世の中はシステムでできていて、構造があります。言葉にも構造があるのです。日本の漢字は、表記文字であり、偏旁冠脚という、漢字の字体を構成する要素の一つで、左右上下内外の部分に分解できる要素で成り立っている。漢字を分類・検索するために代表的な偏旁を利用する方法があり、これに使われる偏旁を部首という。部首と音符という構造で漢字ができている。私達が漢字を認識する時、さんずいの漢字であれば、水に関係している、にくづきの漢字であれば、肉体に関係している、くさかんむりの漢字であれば、草花の名称やそれを原料にしたもの、また草花のもつ性質に関わるものだと推測することができる。例えば、“鳩”という漢字は、とりへんという鳥に関する部首にクルッククゥーという鳴き声が合わさってできている。“鰹”という漢字は、うおへんという魚に関する部首に堅い魚という性質が合わさってできている(ウィキペディアWikipedia)参照)。漢字の部首と音符の意味から推測し、何という漢字なのかを推測することができるのです。

アルファベットは、単音文字でありますが、英単語には構造があります。英単語には、語源があり、語源のパーツは三種類あります。主に語の先頭に付いて方向や位置関係・時間関係、強調や否定などを表す「接頭辞」、主に語の真ん中に来てその単語の意味の中核を表すものが「語根」、そして単語の最後に付いて単語の品詞の機能や意味を付加するものが「接尾辞」です。attractionという英単語の場合、atは方向や対象を表して「~の方へ」を意味する接頭辞adの異型です。「tact」は、「引く」を意味する語根。ionは「名詞」をつくる働きの接尾辞です(7頁参照)。a(t)(~の方へ)+tract(引く)→引き付ける。そこからattractionは「魅力、引き付ける力」という意味になります(57頁参照)。大半の英単語は、このような語源によって成り立っています。日本語の漢字における偏や旁をイメージしていただくと分かりやすいでしょう(7頁参照)。

鈴木建二、すずきひろし共著の『英単語の語源図鑑』という書籍において興味深かったのは、英単語の語源には、印欧語とラテン語経由のものがあること(128頁参照)。

include=in(中に)+clude(閉じる)→閉じ込める⇒(意味)含む、とenclose= en(中に)+close(閉じる)→閉じ込める⇒(意味)囲む、同封する、において、includeもencloseも同じ意味の語源で、同じ意味の閉じ込めるなのに、単語の意味が「含む」と「囲む、同封する」に分かれるポイントは何なのだろうかと思いました(71頁参照)。また、122頁において、「すべてのAETを」と和訳していたが、「AET」で一般に通じるのだろうかとも思いました(122頁参照)

しかし、読む本、読む本、下品な排泄物に関する記載が必ずある。まるで、三十年以上も、朝から晩まで、四六時中、私に黙って、陰でこそこそと勝手に私の家をのぞき、ストーカーしている卑怯者の寄生虫連中が私が読んでいることを知って、本を差し替えているように思える。

鈴木建二、すずきひろし共著の『英単語の語源図鑑』という書籍は、英単語を構造から学べて、非常に面白く、役立つ書籍でした。ただ、接頭辞、語根の解説は良かったのですが、接尾語の解説がほとんどなく、接尾語の解説のChapterを設けても良かったのではないかと思いました。

私は日本語が得意です。日本語の難解な文章を理解し、日本語で論文も書けます。それは、私が日本に生まれ、日本に育ち、日本語の書籍をたくさん読み、日常、日本語で会話をし、日常、テレビ等のマスメディアから日本語の話を聞いているからです。つまり、日本という日本語圏で、日常、日本語でコミュニケーションを取っていれば日本語は自然と上達するものなのです。それは、日本人に限ったことではありません。アメリカ人もアメリカに生まれ、アメリカに育ち、英語の書籍を読み、日常、英語で会話をし、日常、テレビ等のマスメディアから英語の話を聞いているから、アメリカ人は英語を話せるのです。故に、日本人もアメリカで生活をすれば(幼少期など、若い時期の方が好ましいが)、アメリカの生活の中で英語でコミュニケーションを取ることになり、自然と英語を話せるようになるでしょう。語学は、その語圏で生活するのが、一番、上達するのではないかと思います。言葉を使用することによって、身体に言葉が染み込んでいくのではないでしょうか。それは、自分がなぜ日本語を流暢に話せるのかを考えれば理解できることです。